七五三 着物や小物の意味.各部名所
2017.06.29
こんにちは!
梅雨明けが待ち遠しい季節ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
7歳5歳3歳のお子様がいらっしゃる皆様、七五三の前撮りはされましたか?
今回は、七五三着物.小物の意味や各部名所についてご紹介致します。
七五三の起源は室町時代といわれ、江戸時代の武家社会を中心に関東から全国へ広まったそうです。
当時は乳幼児の死亡率が高く、生まれてから3~4年たってから現在の戸籍にあたる人別帳や
氏子台帳に登録しました。
そのため、七五三のお祝いは今まで無事に成長したことへの感謝と幼児から少年・少女期への節目に
これからの将来と長寿を願う意味を持っていたようです。
そのような背景から子供の成長と幸せを願い、神様にお祈りと感謝をするお祝として普及し、
明治時代に現在の形になったと言われています。
まずは3歳さんから紹介致します。
3歳さんは足袋、肌着、長襦袢、着物(お祝い着)、被布、草履を着用します。
「被布(ひふ)」は今でいう、コートのような感覚で着用していました。
子供が着物を汚してしまわないように着せたりもしていたそうです。
また、暖房の発達などにより屋内でそれほど厚着をする必要もなくなり、子供用の被布は袖なしものが主流になりました。
次に5歳さんの紹介です。
5歳さんは足袋、肌着、長襦袢、着物(お祝い着)、袴、羽織(はおり)、羽織紐(はおりひも)、
懐剣(かいけん)、角帯(かくおび)、お守り、末広(すえひろ)、草履を着用します。
「懐剣(かいけん)」(袋に入った小さな守り刀)を袴にはさんで身につけます。
元は武家の女性が護身用に携帯したことから「いざという時は自分で自分の身を守る」という意味があるそうです。強い男の子になって欲しいという親心ですね。
最後に7歳さんの紹介です。
7歳さんは足袋、肌着、長襦袢、着物(お祝い着)、祝帯、帯揚、帯締、志古貴(しごき)、箱迫(はこせこ)、末広(すえひろ)、お守り、草履、を着用します。
[末広]
縁起をかつぎ「すえひろ」と呼びます。扇子のことです。帯に挟みます。末広がりの幸せを願ってのものです。
[筥迫]
箱迫(はこせこ)とも書きます。中にちり紙を入れ、衿の合わせ目、
俗に言う懐(ふところ)に少しはみ出させて携帯します。
江戸時代は武家の女性のたしなみであり、おしゃれのポイントでした。
今では七五三や花嫁衣装の装飾として残っています。
ごく一部の上流階級の女性のみが持つことができたクラッチバックや化粧ポーチのようなものです。
七五三はすごく沢山の意味が込められた大切な記念です。
スタジオシモムラでは七五三のキャンペーンが6月から始まっております。
早めに前撮りをされた方が沢山特典がございますので、いつでもご連絡お待ちしております。