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お宮参りで着る赤ちゃんの着物について

2017.12.11

もうすぐ2017年が終わり新しい1年が始まろうとしていますね♪!
寒い日が続きますがお身体にご自愛ください。
さて今回のブログではお宮参りの際に赤ちゃんに着せる着物について
書きたいと思います。
お宮参りは産土参り(うぶすなまいり)とも言われています。
安産を神様に感謝し、赤ちゃんの健やかな成長を祈願して、 神様にお参りします。
そして我が子が健やかに育ちますように、またいつまでも幸せでありますようにと、
神様に祈願するようです。
その際に赤ちゃんに着せる着物を祝い着(いわいぎ)と呼びます。
祝い着の柄にも意味があります。
● 男の子 ●
鷹(たか)と兜(かぶと)の二つが描かれている事が多いです。
〇鷹(たか)
はるか先まで見渡せる眼を千里眼になぞらえて
「先を見通す眼力」 「物事の本質を見抜く眼力」を持って欲しいという願いが込められています。
また獲物を掴むその爪には、幸運や幸せをしっかり掴んで離さないという意味もあります。
〇兜(かぶと)
大切な頭を守る兜は邪気や災厄からも男の子を守り
元気な成長を願うお守りとしての役目を果たすようになったようです。
豪華な飾りのある兜は権威や地位の高い者にのみ許されていました。
そんな兜を身に着けられるような人生を願い、大きな兜が描かれることが多いです。
〇虎(とら)
虎のように強く、たくましい子に育って欲しいと願いが込められています。
〇龍(りゅう)
大地と水の神と言われている龍ですが、天に昇るその姿から出世や飛躍を願う意味も込められています。
● 女の子 ●
鞠(まり)や花車(はなぐるま)など華やかなものが描かれることが多いです。
◎鞠(まり)
蹴鞠が貴族の遊びであったことから、高貴さや品を表すものとして好まれたようです。
また鞠は昔の子供達のおもちゃでした。
鞠を描くことでどこに行っても寂しくないようにお守りとしての意味もあるようです。
◎花車(はなぐるま)
吉祥文様の一つで祝意を示し、礼装の着物、帯に使われます。
御所車は貴族の乗り物として気品ある文様とされています。
この御所車にたくさんの花を飾ったのが花車です。
◎牡丹(ぼたん)
牡丹は、古くから「百花の王」とも称される花です。
日本では「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」と昔から女性の美しさを表現してきました。
牡丹は古くは唐草文様にも使われていました。
花びらが大きくて多いので、高貴さや富貴さ、美しさを意味するものとして愛されてきた花です。
◎兎(うさぎ)
兎はその動きから跳躍、飛躍を表すとされています。
物事がとんとん拍子に進む縁起の良い柄として愛されています。
他にも色々な柄や意味などがございます(^0^)☆
スタジオシモムラにも沢山の祝い着がありますので
お宮参りの撮影でのご来店もお待ちしております!!
今年も残り少なくなってまいりました。
来年もどうかよろしくお願い申しあげます。